大切に育てられた地元佐賀の米、地下200mから汲み上げる清冽な水、時代を越えて継承してきた心と技。3つの魂が大和の真髄です。

佐賀県産原料100%だけがもたらす高み

大和の酒は、穏やかな気候と肥沃な大地によって育まれた、地元佐賀の酒造好適米を原料米に用いています。広大な佐賀平野を有する日本有数の米どころ佐賀は、酒米の品種も多く、地元の恩恵を存分に受けることが出来ます。

その恵まれた環境の中から大和が用いる主な酒米は「山田錦」「さがの華」「レイホウ」など。地元で獲れた高品質な米を丁寧に丁寧に磨き上げることによって、最高のパフォーマンスを引き出します。

脊振山系の清冽な伏流水を地下200mから汲み上げ

佐賀県境の最高峰、脊振山。その南麓には、かつて卑弥呼が率いた邪馬台国が存在したとも言われる脊振山系の清冽な伏流水を、200mの地下から汲み上げて、大和の仕込み水としています。

現在の大和の地は、昭和50年まで佐賀県の酒造試験場であったという事実も示しているように、仕込み水としての水質は佐賀随一のもので、その恵みが「まろやかな口当たり」と「奥深い味わい」の源です。

心と技

時代を越えて受け継いできた心と技、革新への飽くなき追求。

かつてはそれぞれに技と心、そして歴史を有していた五つの蔵。古よりの五蔵が新しい時代を切り拓くため、より人々の心に響く酒を造るためにひとつとなり、大和の酒造りが時を刻み始めました。それぞれが積み重ね、培ってきた技と心の系譜は一つとなり、今も大和の蔵人に受け継がれています。

大和は伝統を重んじつつも現代の技術を積極的に取り入れ、誠実に、そしてひたむきに酒と向き合ってきました。以前は仕込みの時期だけ社外から杜氏を招聘していた酒造りも、現在では自社の蔵人だけで行っております。全ては、単に旨い酒ではなく、歴史と魂が宿った一滴を醸し上げるために。